土地や家屋などの不動産を相続した場合は、相続登記が必要です。とはいえ、今までは申請義務はなくいつまでに相続登記をしなくてはいけないということもありませんでした。そうしたこともあり、長期に放置したままの不動産を持っている人もいるのではないでしょうか。所有者がすでに亡くなっているにかかわらず、相続登記をしていないとその所有者がだれであるかがわからなくなってしまいます。
それだけではなく、いざ売却しようとしても売ることもできませんし、放置していると権利関係はより複雑になっていきます。そうしているうちに、登記に必要な書類を集めるのも難しくなってしまいます。2024年からは、相続登記も義務化されますので、まだ済んでいない場合は早めに手続きを進めていきたいものです。登記の流れとしては、まずは必要書類を入手します。
必要な書類は役所で揃えられるものも多くありますので、どんなものが必要なのかを確かめておきましょう。そして、相続人が複数いる場合は遺産分割協議を行い、誰が不動産を所有するかを決めていく必要があります。義務化は2024年4月からスタートする予定とされていますが、それまでに遺産分割協議がうまくいくかわからないなどの悩みを持つ人もいます。そして、まだ義務化されることを知らないという人も少なくありません。
手続きで悩んだときは、専門家への相談も考えてみましょう。不動産の相続登記については、司法書士がサポートしてくれます。